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あなたのデータはお金と同様の価値がある?!

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ビッグデータのビジネス活用が盛んになる中で、プライバシーの保護が強く求められるなど、企業が取り組むべきことは増え続けています。
下記は、先日、本メディアの記事(https://privacy-media.jp/articles/unicorn/)でもご紹介したユニコーン企業のBigIDでCEOを務めるDimitriさんが「これからのBigIDの戦略と新しいプライバシーテクノロジーのトレンド」について語ったインタビューです。

 

欧米企業が取り組むプライバシーコンプライアンスの手順(Privacy by Design Lab)
https://note.com/pbdlab/n/n6116df3fb0c2

欧州を中心にプライバシー産業の広がりが徐々に大きくなりつつあり、欧米では既に数多くのプライバシー関連企業が誕生しています。BigIDは、プライバシー関連企業の中でも先行して新しい分野に取り組んでいる企業です。

 

CEOのDimitriさん曰く

「プライバシーに対する考え方の変化が全世界で起きています。既にプライバシーの対策はコンプライアンス対策だけでなく、テクノロジーを導入した新たなビジネス機会へと変化してきています。これからは、ユーザー体験をより良くする活動としてプライバシーを考える必要があります。企業の守りを強くするためのコンプライアンス対策としてプライバシーを考えるのではなく、ユーザー体験をより良くする活動としてプライバシーを考える必要があります。プライバシーを考えることはユーザーや従業員と信頼関係を築き上げるための活動です。データの透明性を高めて、ユーザーに信頼してもらうことができるような体験設計を提供することが必要です。例えば、デジタル世界では、あなたのデータはお金と同等の価値を持つのです。銀行はあなたがいつお金を預けたのか知っていますし、預けた口座からお金を引き出したいと思った時に引き出すことができます。銀行でできることが、今のデジタル世界のデータで実現することができないことが1番の問題です。プライバシーに取り組むことで、この問題は解決できます。デジタル経済に銀行のような役割ができると、企業の監査の仕組みが変化していくと思います。現在は全ての企業が会計に纏わる監査を実施していて、収入と支出を報告します。しかし、会計の仕組みがデータには現在求められていません。企業がどのようなデータを収入として集め、支出として捨てているのかがわかりません。BigIDで実現したいプライバシーとセキュリティガバナンスの仕組みはデジタル社会のお金(データ)の管理の仕組みになると構想しています。ユーザーが自身のデータを企業に預け、ユーザーが自ら引き出すことができる仕組みを準備することで私たちが現実社会で行っている収入と支出を記録する銀行のような新しい仕組みが実現できると考えています」

https://note.com/pbdlab/n/n6116df3fb0c2 より抜粋)

 

「プライバシー業界の未来がどうなっていくのか?」
私たちは当事者として、しっかり情報を知って、その都度自分ができることを一つ一つ実施していくことがとても大切です。事実を知り、少しずつ学んで理解していけば、自分の意見やアイディアも生まれて、自分が一番豊かに生きるための選択ができるようになっていくのではないでしょうか。
本メディアでは、世界および日本のプライバシー関連の情報について、お届けしています。これからも一緒に学んで成長していけたら嬉しいです。

 

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