「プライバシーの視点」から見ても面白い介護に関するエンタメ作品3選！

11月11日は、介護の日です。皆さん、ご存知でしたか？厚生労働省が、平成20年に「国民に介護の啓発を実施するための日」として、「介護の日」と制定しました。
「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」の「いい日、いい日（11月11日）」にかけた語呂合わせなので、とても覚えやすいですね。

 

高齢化社会の今、介護は私たちにとっても身近になりつつあります。
介護現場で、プライバシーや個人の尊厳を尊重することは、とても重要なことです。

介護の現場に携わる場合は、個人的な生活や心身に深く関わることが数多くありますので、常にプライバシーや個人情報に接している意識を持ち、プライバシー保護と尊重の立場を貫いて、情報を不用意に第三者に漏らさないように徹底することが大切ですね。

さて、今回は、介護の日ということを記念して、「プライバシーの視点」から見ても面白い介護に関するエンタメ作品3選をご紹介します！
既にご覧になったことがある作品もあるかもしれませんが、その場合は、少し視点を変えてみると、また違った面白さがあると思いますので、もう一度作品をご覧になってみてはいかがでしょうか。

 

■映画「こんな夜更けにバナナかよ」

鹿野靖明（大泉洋）は幼少期より難病の筋ジストロフィーを患い、車いす生活。身体の大部分が動かず、24時間介助なしでは生きられないにも関わらず病院を飛び出して、ボランティアたちと生活を送っていた。夜中に突然「バナナ食べたい」と言い出すワガママな彼に、振り回される医大生ボランティアの田中（三浦春馬）は、さらに恋人の美咲（高畑充希）に一目ぼれした鹿野から、代わりに愛の告白まで頼まれてしまう。最初は戸惑う美咲だったが、鹿野やボランティアたちと共に時間を過ごす中で、自分に素直に、自分らしく生きること、夢を持つことの大切さなど多くのことに気づかされ、心動かされていく。

・配給：松竹
・公開：2018年12月
・出演：大泉洋、高畑充希、三浦春馬、萩原聖人、佐藤浩市、原田美枝子ら
・配信：Netflixなど各配信サイトにて配信中

【公式サイト】https://www.shochiku.co.jp/cinema/lineup/banana/

 

■映画「わが母の記」

井上靖の自伝的小説「わが母の記」3部作（講談社）を映画化。役所広司、樹木希林、宮崎あおいら実力派俳優たちが演じ、10年間にわたる親子、家族の愛を描く。昭和39年、小説家の伊上洪作は、父親が亡くなり母・八重の面倒を見ることになる。幼少期に母と離れて暮らしていたことから距離を置いていた洪作は、家族に支えられ、自身の幼いころの記憶と母の思いに向き合うことに。八重は薄れゆく記憶の中で息子への愛を確かめ、洪作はそんな八重を理解して、次第に受け入れられるようになっていく。
第35回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で審査員特別グランプリを受賞。第36回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞（樹木希林）受賞。

・放送局：松竹
・公開日：2012年4月
・出演　：役所広司、樹木希林、宮崎あおい、南果歩、キムラ緑子ら
・配信　：Amazonプライム・ビデオなど各配信サイトで配信中
【公式サイト】https://www.shochiku.co.jp/cinema/database/04748/

 

■韓国ドラマ「サイコだけど大丈夫」
「サイコだけど大丈夫」は、自閉スペクトラム症の兄をもつ精神病院の介護士「ムン・ガンテ」（キム・スヒョン）と愛を知らない人気童話作家「コ・ムニョン」（ソ・イェジ）の2人を中心とした物語。コメディやサスペンスの要素も含みながら、それぞれの過去を巻き込んだラブロマンスが繰り広げられる。
Netflixで配信されて、多くの視聴者を虜にした。同作に登場した絵本の日本語版が2020年11月に5冊同時発売され、ネット上で大きな話題を呼んだ。

・製作国：韓国
・放送　：2020年6月
・出演　：キム・スヒョン、ソ・イェジ、オ・ジョンセら
・配信　：Netflixにて配信中

介護の日をきっかけに、介護とプライバシーについて、エンタメ作品を見ながら考えてみるのもいいですね。
今後もおすすめの作品があれば紹介していきますので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。