「ザ・タクシー飯店」から学ぶプライバシー　～タクシー内での個人情報、どうなっているの？～

先日、仕事から帰宅しテレビを点けると、渋川清彦さんや高木雄也さん（Hey! Say! JUMP）らが出演の「ザ・タクシー飯店」というドラマが放送されていました。

主人公は町中華をこよなく愛するタクシードライバーで、タクシーという密室を舞台に、様々な事情を抱えた乗客との会話劇を繰り広げながら、実在する町中華の名店を訪れ絶品グルメを堪能する“タクシードライバー飯”ドラマです。

 

このドラマを見ながら、ふと「タクシーって、プライバシーにまつわることがたくさんあるなぁ」と思い、本記事を執筆させて頂きました。

 

私は時々タクシーに乗車しますが、
乗車した場所（出発地）から県をまたぐなど目的地が遠い時や、ドライバーさんが目的地までのルートが分からない場合には、ナビに住所を入れて頂いて移動することがあります。
「目的地まで到着した後、ドライバーはその履歴を消しているのだろうか？」と以前から気になっていたので、先日タクシーに乗った際、思い切ってドライバーさんに聞いてみました。
そのタクシーにはタブレットが備え付けられており、そのタブレットには目的地の履歴は残らないようですが、会社(管理)側にはそのデータが保存されている、とのことでした。
(そのドライバーさんは車に最初から備え付けられているカーナビは使っていないようでした)

 

また、タクシーには、犯罪抑止・防止、あおり運転などトラブルの際のドライバー保護のために、車内を映す防犯カメラや、車両運行中の映像や音声を記録するドライブレコーダーが設置されています。
時折、ワイドショー等のテレビ番組で、世間をにぎわすような事件を紹介する際に、その事件の証拠になるような内容ではないにもかかわらず、タクシー車内での映像や音声を取り上げているのを見たことがあります。
私は、一視聴者として、その映像を見たときに、「さすがにこの映像はプライバシーの侵害なのでは！？」と思ったことがあります。
そこで、タクシー会社のサイトをいくつか拝見させて頂いたところ、車内カメラの映像を提供するのは、警察などの捜査機関から要請（捜査状や逮捕状等）があった場合や事故やトラブルが起きた時の状況や原因を究明するためのみで、報道機関には基本的には提供していないということでした。

 

今回は、タクシーをテーマにして、日常生活の中で意識したプライバシーについて、ご紹介させていただきました。引き続き当メディアの記事を楽しんでいただければ幸いです。

 

参考サイト：https://takasago-taxi.com/about/guideline.html
　　　　　　https://www.tsubame.co.jp/safety/drive-recorder
　　　　　　https://www.kankou.ichikoshi1950.co.jp/drive_recorder/

 

ドラマ【ザ・タクシー飯店】
・放送：2022年6月1日（水）スタート！毎週水曜深夜1時放送
・放送局：テレビ東京　テレビ愛知　テレビせとうち　テレビ北海道　TVQ九州放送

　 ※テレビ大阪では6月13日スタート　毎週月曜深夜1時～
・出演：渋川清彦　髙木雄也（Hey!　Say!　JUMP）　宇野祥平　神戸浩　伊武雅刀（ナレーション）
・公式サイト：https://www.tv-tokyo.co.jp/taxihanten/