プライバシー関連の今週気になったニュースをご紹介!
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今週(2022年8月27日〜9月2日)のプライバシーに関するニュースを2つご紹介します。
世の中にはこんなにプライバシー関連のニュースがあるんだと、少しでも感じていただけると嬉しいです。
東京拘置所に収容中の確定死刑囚の男性が、14年以上にわたって着替えや排せつの様子を24時間カメラで監視され続けていることに対して、プライバシー権の侵害だとして、国に約1900万円の賠償を求める訴訟を、近く東京地裁に起こすことが分かったそうです。
理由の説明がないまま、天井にカメラがついた「カメラ室」に収容されたとのこと。罪を犯してしまった人とはいえ、説明をしないで収容するということについては、議論の余地があると考えさせられました。
サウジアラビア北西部の砂漠地帯では現在、未来都市の建設が進められています。都市中心部を貫くのは、「ザ・ライン」と呼ばれる直線形のスマートシティーで、炭素を排出せず、タクシーは空を飛び、教師はホログラフィー、そして人工の月を浮かべるという構想の未来都市です。
ザ・ラインは住居と事務所を垂直に積み重ねた特異な構造の都市で、住人900万人のデータを解析するが、データの使用方法についての住民の権利は強化され、世界初の試みとしてデータの対価も支払われるプロジェクトなのだそうです。
日常生活のすべての面でデジタル化が進む中、個人情報の所有権、使用法、価値について懸念が広がっています。データ権利の専門家やエコノミスト、議員の一部は、データの対価を払うことを提案していますが、その場合の金額を巡って、専門家の意見は分かれているとのことです。