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年末年始の帰省は、家族でプライバシーについて話し合うチャンス!?

年末年始の帰省は、家族でプライバシーについて話し合うチャンス!?

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早いもので、今年も残すところあと数日。
「コロナ禍の年末年始の過ごし方」に関する20代・30代の正社員の方に対するアンケート調査によると、年末年始の帰省に関しては、「去年は帰省をしており、今年も帰省をする」、「去年は帰省をしておらず、今年は帰省をする」の回答が合わせて70.3%となり、約7割の方が帰省を予定しているようです。
「子育て家庭の年末年始帰省」に関する調査では、「自分の実家に帰省をすると思う」(20.8%)、「配偶者の実家に帰省をすると思う」(14.0%)、「自分の実家と配偶者の実家に帰省をすると思う」(23.8%)など、合わせて58.6%が実家に帰省をすると思うと回答。昨年の帰省実施率(33.8%)と比較すると今年の帰省は、24.8%増加することがわかりました。そして、何ヶ月・何年ぶりの帰省になるかという質問に対しては、「2年以上ぶり」に帰省するという回答が最多という回答でした。

 

これらの調査結果から、今回久しぶりに帰省する方が多くなりそうですが、いざ帰省できるとなると懸念されることの一つが、家族・親族間のプライバシー問題なのではないでしょうか?
プライバシーに関する実態調査を元に、家族間でのプライバシー侵害について説明している記事がありましたので、こちらを参考にご紹介させていただきます。

 

たとえば「家族間で人のスマホを勝手に見るのはありか?なしか?」について。

 

プライバシー権の対象となるものは、
住所、名前、電話番号などの個人情報、見た目、年収、結婚歴、犯罪歴、位置情報など

 

実際に裁判になった場合には、以下の3つの基準でプライバシー侵害成立の可否が判断されます。

 

①私生活上の事実か、またはそれらしく受け取られる事実かどうか
②一般人の感受性を基準に公開を欲しない事柄か
③実際に、一般に知られていない事柄か

 

以上にあてはめて考えると、
本人の同意なくスマホを見る行為は、プライバシー侵害が成立し得るということになります。

 

プライバシーの侵害になり得る行為をあげると
●スマホやSNSのメッセージを勝手に見る
●勝手に部屋に入ってくる
●スマホのGPSで位置情報を監視する
●家族のカバンや財布の中を勝手に見る
など

 

このように、家族間であってもプライバシー侵害は成立します。
実際に法的措置をとることはないとしても、長く円満な関係を築いていくためには、お互いを尊重しあって、マナーを守るようにしていくことが大切です。ただ我慢してストレスを抱え込むだけではなく、大切な家族だからこそ、自らのプライバシーの権利に関しても丁寧に誠実に話し合って、自分の権利を守るということ、そして相手の権利も大切に考えることも大切ですね。
たとえ家族であれ、知られたくないことがあって当然ですし、勝手にスマホを覗き見る行為は、マナー違反。家族同士でお互いのプライバシーを守りあえるように、境界線を引いておくことも重要なのかもしれません。
年末年始、ゆっくり時間がとれるこの機会に、家族でプライバシーについて話し合う機会を作ってみてはいかがでしょうか。

 

【参考】
https://www.fuhyo-bengoshicafe.com/bengoshicafe-16534.html

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