プライバシーメディアとは 記事を探す
「プライバシーメディア」は、皆さまの生活に役立つ、
プライバシーのことを一緒に学んで成長するサイトです。
パソコン・スマホは個人情報の宝庫!処分時の情報漏えいに注意!!

パソコン・スマホは個人情報の宝庫!処分時の情報漏えいに注意!!

CATEGORY:
  • #身近なプライバシー
  • #パソコン
  • #情報漏洩
  • #スマホ
  • #プライバシー
  • #個人情報

皆さん、中古のパソコンやスマホなどは、個人情報の宝庫だってこと、ご存知ですか?
きちんとデータを消去してから処分しないと情報漏えいのリスクがあります!
総務省「国民のための情報セキュリティサイト」の中古パソコンによるデータ漏洩の事例
によると、ある大学生が中古のパソコンを購入後に、市販のデータ復元ソフトを使って、

データを復元してみたところ、重要な明細書の画像データが残されていたということです。
近年、企業で使用された中古パソコンを購入して、機密情報収集を目的に悪用する手口もあるようです。コンピュータやハードディスクはもちろん携帯電話やスマホも、必ずデータが復元できない状態にしてから廃棄するようにしてください。

 

では、安全にパソコンやスマホを処分するためには、どうしたらよいのでしょうか?

 

パソコン・スマホなどのデータ保存に使用される記憶装置は、「内部ストレージ」と呼ばれています。処分するときには、この内部ストレージに格納されたデータをしっかり消去することが重要です。
データ消去をしないまま、中古買取に出してしまったり、廃棄することには大きなリスクが伴いますので、くれぐれもご注意ください!

 

例えば、クレジットカードの情報などがパソコンのデータに残ったまま中古買取に出してしまった場合、

次のパソコン購入者にデータを利用されて、クレジットカードの不正利用やWebサイトサービスなどになりすましでログインされてしまう危険性があります。

専門業者にデータ消去を依頼する場合でも、悪意のある従業員に情報を盗まれてしまうリスクだってあるのです。
そのため、このような危険があることを認識した上で、できるだけ自分自身でデータを消去をしておくことが一番安心です。

ただし、データを初期化しただけの状態では、内部ストレージにデータが入ったままになっていますので、必ず正しい方法で消去してください。

なおデータを消去する際には、バックアップをとったうえで実施するようにしてください。

 

また、仕事上で最も注意していただきたい事としては、株価に影響するような情報が漏えいしてしまう場合です。

金融商品取引法により、インサイダー取引の一環とみなされて処罰されることもありますので、十分に注意する必要があります。

 

<パソコン・スマホなどのデータを消去する方法>
データ消去には、4つの方法があります。

より確実に消去するためには、複数の方法を組み合わせる場合もありますので、考慮しておきましょう。

①データ消去ソフトを使う
パソコンのハードディスクドライブ(HDD)を消去する場合は、この方法が最もオススメです。
HDDに、ランダムな意味のないデータを上書きすることで、データを消去していきます。
米国国防総省のDoD規格に準拠したデータ消去ソフトの使用が特にオススメです。
他にも、データを暗号化して初期化する手法などいくつかの手法があります。

 

②大手キャリアに持ち込む
スマホやタブレットは、パソコン同様、専門業者へ依頼する方法もありますが、携帯電話の大手キャリアに、処分したい端末を持ち込むと、その場で無料で穴を開けて、引き取ってもらうことが可能です。(今後、各キャリアの方針変更の可能性もありますので、事前に各キャリアに必ず確認するようにしてください)

 

③物理的に破壊する
パソコンの内部ストレージを物理的に破壊するためには、内部ストレージに穴を開ける方法と、内部ストレージを粉砕する方法の2パターンがあります。
自分で破壊すると危険ですので、専門業者に依頼しましょう。

 

④磁気照射でデータ消去する
パソコンやスマホなどの内部ストレージに強力な磁気を照射して、データを消去する方法です。
一般的には専門業者に依頼します。

 

 

<専門業者の選定ポイント>

①作業内容の明示
Webサイトに作業工程が明確に掲載されていること、専用の機器を用いて作業しているかどうかは重要なチェックポイントです。

 

②セキュリティに関する各種認証取得の有無
必ずプライバシーマークやISO認証などの資格を取得している会社を選びましょう。
無許可の業者は絶対に利用しないでください。

 

③作業費用の透明性

 

 

<パソコン・スマホなどを処分する方法>
必ず上記事項を読んで、データを消去したうえで処分しましょう。
「PCリサイクルマーク」が付いているパソコンなどは、メーカーが無料で引き取ってくれます。

そうでない場合でも、パソコン3R推進協会に回収を依頼して、リサイクル料金を支払うことで回収してもらうことが可能です。

 

自治体によっては、小型家電リサイクル法の関係で、回収ボックスを設置しているところもありますので、居住地の自治体のWebサイトなどを確認してみましょう。
また、小型家電リサイクル法の認定業者に回収を依頼すれば、場合によっては無料で引き取ってもらえる場合もあるようです。無認可の業者への依頼や不法投棄などは違法になりますので、ご注意ください。

 

国の認定工場で、政府機関・上場企業が採用する高度な技術により、完全消去してくれて、証明書を発行してくれる業者などもありますので、下記ご参考までご確認ください。
https://www.renet.jp/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=G_S02&gclid=CjwKCAjws–ZBhAXEiwAv-RNLxdbr2qUCpguSiaKhvDC7md9N91pLgnvikBbVlRdMymFpC2IzTWxPBoCFUMQAvD_BwE

 

【参考】
・中古パソコンによるデータの漏洩(総務省)
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/business/case/05.html

・PC・タブレット・スマホは個人情報の宝庫。使った端末を処分する際はこのポイントに気をつけよう(セキュリティ通信)
https://securitynews.so-net.ne.jp/topics/sec_20149.html

記事一覧へ戻る

当サイトでは、”最近チェックした記事”を表示するために、 Cookieを利用しています。
詳しくはプライバシーポリシーをご確認ください。

プライバシーポリシーに同意する