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海外で流行の写真編集アプリ『Lensa AI』 プライバシー視点からみた使うときの注意点とは?

海外で流行の写真編集アプリ『Lensa AI』 プライバシー視点からみた使うときの注意点とは?

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みなさん写真編集アプリの「Lensa AI」を知っていますか?

 

アメリカ発の写真編集アプリで2018年にリリースされ、アメリカではサービスの使用には料金がかかるにも関わらず、「App Store」の「写真/ビデオ」カテゴリーのランキングで急上昇するなど話題になっているようです。

 

「Lensa AI」とはどんなアプリなのか?
ユーザーがアップロードした自撮り写真をさまざまな芸術スタイルに再加工(変換)する「魔法のアバター」機能を提供しています。
10枚~20枚の写真をアップロードすると、それらを使用して全く新たな画像を作成する。

 

人気の高まりで、プライバシーを懸念する声が
ユーザーがアップロードした写真を使用してAIが訓練されているのはないか?
「Lensa AI」のプライバシーポリシーには、アップデートした写真は、フィルターや効果を適用する以外の目的では使用されていないと明記されているそうです。

 

しかし、アプリの利用規約には、
アプリをダウンロードしてアップデートしたユーザーは、Lensaに
「永続的かつ取消不能、非独占的、ロイヤリティーフリー、全世界対象、全額支払い済み、譲渡可能、再許諾可能な権限を付与し、自分のユーザーコンテンツの使用、複製、変更、配布、および派生物の作成を許可したものとする」と記載されています。「ユーザーに追加の対価が支払われることはなく、適用される法律で要求される場合は、そうした使用に対する追加の明示的な同意を常にユーザーに求めることとする」(同利用規約)
と記載されているようなのです。

 

参考記事
(CNET Japan)

 

開発者の見解としては、
「アバターが作成されてから24時間以内に、アップロードされた写真を削除している。」
と述べているのですが、利用規約に書いてあることと少し矛盾を感じるという意見も見られます。

 

このアプリはAIを活用しているという面からも、
もしかしたら私たちユーザーの写真がAIの精度を高めるために活用されている可能性があるのではないかと懸念する声があるようです。

 

このアプリにかかわらず、使用する前には必ずプライバシーポリシーや利用規約を読んで、
リスクや懸念点を理解したうえで使用するかしないかをご自身で考える習慣をつけていきましょう。

 

【参考記事】
『誰でも使えるAI「ChatGPT」と「Lensa」ができること』THE WALL STREET JOURNAL

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