誰にでもわかる！個人情報保護法改正ポイント３

2022年4月1日から個人情報保護法が改正されます。
個人情報保護法改正のポイントは６つありますが、
今回はその中の３つめを解説していきたいと思います。

 

ポイント１～２も解説しているのでよかったら見てみてください。
ポイント１：本人の権利保護が強化される
ポイント２：事業者の責務が追加される

 

Point３　“認定団体制度が新設される”

 

まず「認定団体制度」って何？と思う方が多数だと思います。
私も初めは耳にしたときは、聞いたこともない名前で何を言っているのか正直分かりませんでした。

なので、ここではまず初めに「認定団体制度」についてご説明しようと思います。
個人情報保護法では、「個人情報保護委員会（個人情報の保護及び適正かつ効果的な活用についての広報・啓発を行う）」の他に、民間団体に情報保護の推進を図るために「認定団体制度」というのを設けていて、認定された法人や団体は「認定個人情報保護団体」と言われています。

 

 

みなさんがお仕事などをしていて聞いたことがあるかもしれない団体で言うと、「Pマーク」の認定をしている「一般財団法人日本情報経済社会推進協会」が認定個人情報保護団体の一つです。

 

これらの団体では、個人情報の取扱いに関する苦情を処理したり、業界の特性に応じた自主的なルールを作成したり、そのルールに基づいて対象事業者（企業）を指導していくようなことを行っています。

次に、この「認定団体制度」が今回の改正でどう変わるのか？についてです。
今まで認定する団体は対象事業者（企業）の「全ての分野における個人情報等の取扱いを対象とする団体」だったのに対して、
今回の改正で、「対象事業者（企業）の特定分野（部門）」を対象とする団体も認定することが可能となるそうです。

要するに、今までより細かい単位で認定ができるようになることで、さらに専門性を生かした個人情報の保護の取り組みが期待されるということです。

 

企業に保有されている私たちの個人情報が守られているのは、この制度があり、ルールが順守されているからなんだと知って、改めてとても大切な制度だという認識を持つことができました。

 

今回は個人情報保護法の改正ポイント３の「認定団体制度が新設される」をご紹介しました。

 

参考：https://keiyaku-watch.jp/media/hourei/kojinjyouhouhogohouishohou202101
　　　https://www.soumu.go.jp/main_content/000753738.pdf
　　　https://www.ppc.go.jp/personalinfo/nintei/summary/