家の表札出す?出さない?
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先日、初めての道を歩いている時に、家の表札に五人家族全員のフルネームが表示されている家がありました。プライバシーメディアで記事を書くようになってから、極めてプライバシーに関係する表札が気になっていたこともあり、今回は、表札についてご紹介させていただきます。
以前は、当たり前のように世帯主のフルネームが書かれた表札を見かけましたが、昨今は、表札を出さない家も多くなったように個人的には感じています。特に、一人暮らし用のマンションやアパートなどの賃貸物件などでは、表札が出ていないケースが多いのではないでしょうか。
そもそも表札は、1923年の関東大震災をきっかけに、誰がどこに住んでいるのかわからなくなったため、そして都市化が進んだことが理由となって、表札を出すことが一般的になったという歴史があるのだそうです。
では、どのくらいの割合で表札を出しているのでしょうか?
少し古い調査結果ではありますが、2016年3月に「SUUMOジャーナル編集部」が実施した調査によると、自宅に表札を出していない人は全体の48.7%で、約半数に近い結果だったそうです。表札を出している人は、苗字のみが41.7%、次いで世帯主のフルネームは7.7%、家族全員のフルネームはわずか2.0%の結果だったとのこと。
次に、賃貸住宅では表札を出さない人の割合が74.7%、持ち家に住む人は逆に、77.3%が何らかの形で表札を出しているそうです。
ESSEオンラインの記事で、実際に「名字なし、番地だけ」の表札の戸建てに住んで2年の方が、配達や人づき合いに問題があったかどうかを体験記事として執筆されていましたので、ご紹介させていただきます。こちらの記事を執筆した方は、プライバシーを守るために「表札に名字は載せず、番地だけを表記」という方法を採用したとのことで、そのメリット・デメリットも紹介してくださっていますので、詳しく知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。
簡単にご紹介させていただきますと、誤配送などがあったのは最初の3ヶ月だけで、その後は、特に支障はなかったようです。
プライバシーメディアでは、プライバシーに配慮し、ご自身が特別なこだわりや事情がないようでしたら、せめてフルネームでの表札は控えていただくことをお勧めさせていただきます。
<出典元・参考記事>
・「名字なし、番地だけ」の表札の戸建てに住んで2年。配達&人づき合いに問題は?(ESSE ONLINE)
https://esse-online.jp/articles/-/22270
・「表札って出す? 出さない派は約5割。賃貸と持ち家で結果に差が」(SUUMOジャーナル)
https://suumo.jp/journal/2016/06/07/112262/