高校野球の裏側で起こるプライバシー被害

甲子園では、今年も熱い戦いが繰り広げられていますね。
私も毎年のように甲子園に出向いていましたが、今年はテレビで観戦しようかなと思っています。

 

華やかな戦いの裏側で、写真撮影の問題の被害が起きていることをご存じですか？

 

数年前から一般の人によるチアガールの撮影が問題視され始めました。
実際、甲子園に出場する学校のうち、勝手に撮影されて問題視されたことがある学校が数校あるというのが実情のようです。
被害があった学校の中には、チアガールの服装を変更するなどの対策をしている学校もあります。

 

 

私も球場に行くときは、一眼レフカメラにスコアブックを持って観戦をしていました。
某大学野球連盟でも、チアリーディング部の盗撮被害が多発して、望遠レンズカメラで撮影する際は、申請が必要となっています。
高校野球でも各県によって対策を講じているところもあるようです。

 

昨今、「カメラ女子」の言葉が流行るなど、少し前に比べると球場でもカメラを手に観戦している人が増えているように感じます。不特定多数の人が入る球場では、誰が何を撮影しているのか分からないですよね。

 

表舞台に立たない生徒のことを勝手に撮影してSNSに投稿する。
これはまさに「プライバシー」に係る問題だと思っています。

 

スマホの普及やカメラ機能の向上を背景に撮影がしやすくなった上、
ネットに投稿された画像や映像が自身の知らないところで広がり、
残り続けてしまうという、撮影に対する問題の深刻さは日に日に増しているようです。

 

チアガールの服装を変更するということも、一つ議論する点ではあると思いますが、
球場で不審な人がいたら撮影した写真を確認させてもらう、撮影できる場所を限定する、一般の人による望遠レンズでの撮影を禁止するなど、対策を講じることも必要ですね。

 

これは高校野球に限らず、バレーボールなどの他競技でも議論され始めています。
今後、アスリートや観客など、個人のプライバシーを守るためにどのような対策がされるのか、当メディアでも動向を追っていきたいと思います。

 

参考：甲子園球場で「チアガール」を盗撮したら罪に問われる？（弁護士ドットコム）
　　　https://www.bengo4.com/c_1009/n_14830/
　　：チアリーダーも盗撮被害…選抜高校野球、８校把握 応援予定の半数超（産経新聞）
　　　https://www.sankei.com/article/20210306-Q6J3XZLPVJOB7KH6FVVLSRYS3U/