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最新ニュースから学ぶプライバシー -海外逃亡防止へ保釈中にGPS-

最新ニュースから学ぶプライバシー -海外逃亡防止へ保釈中にGPS-

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プライバシーメディア読者の皆さん、4月下旬から5月上旬までの大型連休はいかがでしたか?

有給休暇を取得して、9連休を取った方もいれば、お仕事等で忙しかったという方など、いろいろな過ごし方をされたことと思います。

私は、実家に帰ってゆっくりしたり、久しぶりに友人と会ったりして、休暇を取ることが出来ました。

 

最近、プライバシー関連で身近に感じられるニュースがあったので、当メディアでも紹介させていただきます。

 

 

保釈された被告らの海外逃亡を防ぐことを狙いとして、保釈時の被告にGPS端末を装着させる制度の導入などを盛り込んだ、改正刑事訴訟法が参院本会議で可決、成立したというニュースです。

 

このニュースを見て、私は、

いくら罪を犯した人とはいえ、保釈中にGPS端末を装着させるのは、プライバシー保護の観点で問題なのではないか、ということを最初に思いました。

しかし、実際の内容は、しっかりとプライバシーにも配慮されたもので、ポイントは以下の通りです。

・裁判所が保釈許可時に海外逃亡を防ぐ必要があるとした場合、被告にGPS端末の装着を命じる

・空港などの「所在禁止区域」への立ち入り等の違反行為をした場合、GPS端末が違反行為を検知

・保釈時にGPS端末を装着されるが、違反が検知されていない時には裁判所や位置情報を確認することはできない。

 

その他今回の改正刑事訴訟法では、

「不出頭罪」や「制限住居離脱罪」を新設するなどし、国内での逃亡対策も強化されています。

また、性犯罪などの再被害の防止を目的に、起訴状などに記載する被害者名を被告側に秘匿する内容も盛り込まれています。

 

近年のプライバシーへの意識が高まっていると感じていますが、その一つの動きとして今回のニュースを紹介させていただきました。

引き続き、プライバシーメディアの記事をご覧いただけると嬉しいです。

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