「マイナンバーカード読み取りで本人確認」によるクレジットカード入会申込

先日、「日本初、クレディセゾンが「マイナンバーカード読み取りで本人確認」によるクレジットカード入会申込を開始」というニュースがありました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000037505.html

 

「マイナンバーカード」や「クレジットカード」など、プライバシーメディアとしても気になるワードなので、今回はこのニュースについてご紹介いたします。

 

●概要
セゾンカード入会申込時の本人確認に、マイナンバーカードに特化したデジタルIDアプリ「xID」を活用し、
利用者は入会申込時に、「xID」アプリを使って公的個人認証を実施することで、
簡単に本人確認が完了するというものです。

 

●本人確認が迅速かつ安全！
従来のeKYC（スマホやPCを使用して、オンライン上で本人確認を完結できる仕組みのこと）では、身分証や顔写真の撮影・アップロードや個人情報の入力といった手続きが必要でしたが、
「マイナンバーカード読み取りで本人確認」では、本人確認時にスマートフォンのNFC（端末をかざすだけで通信ができる技術）で、マイナンバーカードを読み取るだけと簡単に、
そして、さらに身分証や顔写真を提出する必要がありません。
また、従来の申し込み方法だと、法令上、人間による目視確認が必要でしたが、そのような人間による目視確認などが不要となり、プライバシーに配慮した方法がとられています。

 

「xID」アプリでは、個人情報は全て暗号化して保存されています。「xID」運営者であっても、ユーザーの個人情報を確認することは技術上できないようになっているようです。
https://x-id.me/

 

したがって、個人情報の漏えいや、利用者のなりすましといったトラブル被害に遭う可能性が低いと考えられます。カード利用の際には、安心安全な申し込み手続きでお買い物が楽しめるような取り組みが開始されたことを感じ、今回ご紹介させていただきました。

 

参考記事：
○マイナンバーカード読み取りで本人確認とは
　https://www.saisoncard.co.jp/apply/mynumber_id/

 

○公的個人認証サービスとは
　https://www.jpki.go.jp/jpkiguide/index.html

 

○「xID」アプリ プライバシーポリシー
　https://public.xid.inc/documents/xid-app-privacy.pdf