気になるトピックから学ぶプライバシー -匿名での出産について-
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今回は、プライバシー視点で気になるトピックがあるので、ご紹介させていただきます。
最近気になったトピックとは、「匿名出産(内密出産)」です。
匿名出産(内密出産)とは、妊婦が病院だけに身分を明かして匿名で出産し、母の名前を記さずに匿名で出生届を提出するしくみで、妊娠に葛藤を抱える妊婦の孤立出産を防ぐことを目的としています。
現在、テレビ朝日系列で毎週火曜日夜9時から放送されている、吉高由里子さんや北村匠海さんが出演の『星降る夜に』の第2話では、匿名出産という現実が描かれていました。
また、「「匿名出産あったから人生築けた」 フランス人女性の胸中 「出自分からず苦しむ」…メディアの見方に違和感」という記事も拝見しました。
https://kumanichi.com/articles/928614
フランスでは200年以上前から妊婦が匿名のまま病院で、無料で出産できる仕組みが始まっていますが、
匿名出産について、日本国内では近年、孤立出産を防ぐことができるという評価や、安易な養育放棄につながるといった批判など、匿名での出産・出生届出を認めることの是非に関して、議論が高まっているのが現状のようです。
匿名での出産を認めるべきとの主張は、プライバシー保護を根拠としており、身元は母親のプライバシーに属する事柄であり、できる限り尊重されなければならない。またそれに属する情報を開示するか否か、誰に開示するかは、本人の自律的な決定が尊重されなければならない、という考えから出てきているものです。
プライバシーに関連したトピックが最近のドラマや新聞で取り上げられていたので、
今回当メディアでも、匿名出産について紹介いたしました。
本トピックについては、この記事を書く際に初めて聞いた事柄で、私たちは詳しく分かっていないのですが、今後また何か知ったりした際には、紹介させていただこうと思います。
●参考記事
・https://www.murc.jp/library/column/sn_220830/
・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/25483?page=2
・https://kumanichi.com/articles/928614